サンティアゴ巡礼の道サイクリング(スペイン)













■サンティアゴ巡礼の道とは

 キリスト教徒には3つの巡礼路が有ります。
  1)キリストの墓に詣でるエルサレム巡礼の道
  2)聖ペテロの墓に詣でるローマ巡礼の道
  3)聖ヤコブの墓に詣でるサンティアゴ巡礼の道

 サンティアゴへの巡礼は9世紀に始まりました。その後たくさんの巡礼者が訪れて、11世紀には私の走ったルートの建設が行われたそうです。
 この巡礼路は「フランス人の道」と呼ばれ、スペイン国内では最も一般的な巡礼ルートになっています。
 
 サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街は1985年に世界遺産に登録されました。
 スペイン国内のサンティアゴ巡礼路は1993年に世界遺産に登録されました。
 フランス国内のサンティアゴ巡礼路は1998年に世界遺産に登録されました。

 巡礼路には巡礼者の為のアルベルゲという巡礼宿が各地に設置去れています。
 1泊5〜10ユーロで宿泊できます。基本的に同じ宿に連泊はできません。
 ただ宿泊するにはクレデンシャルという巡礼手帳を持参する必要があります。キリスト教徒のみならず、異教徒の方も入手可能です。
 巡礼手帳は巡礼路上の主な教会、巡礼宿、観光案内所、各地の巡礼友の会事務所などで入手できます。東京にも巡礼友の会事務所が有ります。

 巡礼宿に宿泊する場合、一般的に予約はできません。早く到着した者勝ちです。
 ただし、巡礼スタイルによる優先順位があります。優先順位順に 1)徒歩、2)乗馬、3)自転車です。たとえば自転車の人が1番に到着しても、
 その後に徒歩の巡礼者で宿が一杯になれば、自転車の巡礼者は他の宿に移る必要があります。